100年の森|森の仕事|環境教育ネットワークたねのもり
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ツリークライミング

環境教育ネットワークたねのもり

環境教育ネットワーク【たねのもり】の活動記録です。樹木と触れ合い、自然と心を通わせる「ツリークライミング」Rをはじめ、様々な野外活動やワークショップを通した体験型の環境教育を進めています。次世代の人材育成に努めます。

100年の森

埼玉県神泉村に「100年の森」という県の所有林がある。
南に秩父市と北に児玉郡を見渡せる、気持ちのよい場所だ。

仕事でこの山を回り見学した。
林間広場、学びの森、広葉樹の広場、観賞の森など。

季節がら非常に寒かったが、何処にでもある場所ではない。
もっともっと活用できる場所ではないか、という感じを強く持った。

普段、山に浸ることが出来ない人たちが、
その雰囲気を存分に味わうことができる場所になりうる、と感じている。

都市と山地の交流のあり方を考えることで、このような森がうまく活用されればいいな、と思う。
白岡町で開催された自然観察会とリーズ作りのイベントには、
2家族しか集まらなかった。

リースはとても立派なもので、参加した子供達は興奮して喜んでいた。
「どうしてこんな楽しいことに、人が集まらないのだろう」
と妻は首をかしげていた。

こうしたイベントに人が集まることと、都市と山地の交流が深まることとでは、
根にある課題が一緒だと思う。

だけれども、「わかりやすく」「派手に」なりふり構わず作為的に知らしめていく方法論は、
個人的に「もういいや」という感じを持っている。

人が自然の中で自分の感覚を取り戻していくような、
そんな価値観をじんわりと伝わるような活動をしたい。
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