共栄大学教育学部 高橋教授|ツリークライミング|環境教育ネットワークたねのもり
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ツリークライミング

環境教育ネットワークたねのもり

環境教育ネットワーク【たねのもり】の活動記録です。樹木と触れ合い、自然と心を通わせる「ツリークライミング」Rをはじめ、様々な野外活動やワークショップを通した体験型の環境教育を進めています。次世代の人材育成に努めます。

共栄大学教育学部 高橋教授


平成28年10月15日に予定している講演会の講師依頼のため、春日部市になる共栄大学を訪問させていただきました。


一緒に訪問したのは、緑のトラスト運動保全5号知代表の八木橋さん。


以前ふれあい講演会をさせていただいた宮代の前原中学校にいらっしゃったので、共栄大学とは川を挟んで徒歩でいける距離で活躍されてしました。


講演の内容を打ち合わせさせていただいたのですが、高橋教授の多くの海外経験と国際交流経験、生物多様性に関する知識の前に、取り付く島のないだだっ広い海原の前で途方にくれるような気分になりました。


高橋教授の著書『生物多様性と保護地域の国際関係 対立から共生へ』
では、多くの問題提起をされています。http://www.akashi.co.jp/book/b176311.html


ヤシのプランテーション拡大による原生林の喪失、遺伝子組み換え製品による市場の独占化と多様性の喪失、日本の高度成長の陰で破壊されつくした自然、海外で禁止されているのに国内では奨励されている農薬、など、能動的に調べないと知る機会のないことばかりです。


こうした問題は、意外と日本人の生活に密着したところから生じています。

カップラーメンの油として、インドネシアやマレーシアからヤシ油を買うのですが、「日本人が買ってくれるから」という理由で現地の住民は豊かな原生林を伐採しヤシを植えます。


行き過ぎた自然破壊を止めるために、規制が掛かったことは国内のニュースで聞いていたのですが、高橋教授によると、自然公園内では減っているが一般のところでは同じ現状が続いているそうです。


カップラーメンを食べてはいけない、というつもりは毛頭ありませんが、「私たちが買うから木が切られる」ということを自覚しておく必要はあると思います。


このような生活に密着した事柄が国際状況に直結していることを学べる機会にしたいと思います。


その中から共生していく未来の希望を見つけ出せると良いですね。


10月15日 春日部文化会館小ホールで行なう予定です。


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