八ケ岳裏同心ルンゼ(2012.1.19) その他 2012年01月21日 2012年1月19日、裏同心ルンゼ単独。登山道分岐から眺めた大同心。無風快晴、最高の条件です。雪に埋もれた沢床から、すぐに現れたF1。快適です。F2です。雪に埋もれているのか? と思ったらそうでもなかったようです。F2でお会いしたオーストラリアのガイド2人組み。ロープも持たずに颯爽と追い抜いてくれました。F3です。硬くしまって安心だったのですが、意外と苦戦しました。特に落ち口はどうやってクリアしたのか、よく覚えていません。ダブルアックスというより、シングル&ハイステップだった気がします。F4は、通り過ぎてしまったというか、写真にならなかったというか…。F5です。陽が当って柔らかくて、スクリューはラクに入るのですが、落ち口の氷が薄く、どこにバイルを刺しても水が出てくる状態でした。落ち口下にスクリューをかため打ちして、思い切って超えた感じです。スクリューを余分に持っていたので安心でしたが、なかったら途方にくれたかもしれません。涸沢のF6です。岩登りとして面白そうな形状です。単独では面倒に思えて、挑む気にはなれませんでした。ルートを終えて大同心。遠くから見ているのと変わらない雰囲気です。終了点から眺めた景色です。写真じゃ分かりにくいけれど、北、中央、御岳、きれいに見えていました。大同心稜に出ると、赤岳、阿弥陀岳が飛び出してきました。振り返ると硫黄岳。等間隔のケルンが良く見えます。単独だと、つい目の前に夢中になっちゃって、写真など関心が湧かないのですが、今回はあまりの天気の良さに、つい、撮りまくってしまいました。この後、午後には曇り始め、雪が降り、そのまま南岸低気圧に飲まれていきました。次の日にかけて東京でも初雪となり、裏同心ルンゼも多くの積雪にみまわれたと思います。ちょうどいい時期のいいコンデションのうちに登れて幸いでした。PR