ファシリテーター講習 ツリークライミング 2010年07月03日 ツリークライミング(R)のファシリテーター講習を受講しました。技術、事例、心構えの他に、「気持ち」の伝授を行なっていただけた感じです。愛車サブ、またもや瀬戸市までの過酷なロングドライブに打ち勝ちました。全国から集まった素敵な仲間が、一度に12人も出来ました。TCJの事務所での面接を待っているところです。テラスは気持ちのいい場所。2日間おせわになった森です。ありがとう!たくさんの仲間と力をあわせて、ガツガツせずにがんばります。みなさん、よろしくお願いいたします。PR
ふかや緑の王国 その他 2010年06月02日 植木の町、埼玉県深谷市でツリークライミングのイベントが開催されました。スタッフとして参加させていただいたのですが、初めての出来事がひとつ。登り終えて、すっかり木と友達になれた女の子が、ほっぺにKISSをしてくれました。意外と嬉しいものですね。
小笠原遺跡 しらおかふるさとの森祭り ツリークライミング 2010年06月02日 4月24日(土)恒例のふるさとの森祭りを開催いたしました。ツリークライミングと森のコンサートの合同イベント。音楽の流れるツリークライミングイベントは、他にそんなにないんじゃないかな?白岡の森は、まさにホームグランド。これからもどんどん、発展できると嬉しいです。
深雪搬出訓練の実施(混成チームの活動) その他 2010年03月21日 雪庇です。訓練終了の様子です。訓練は捜索からはじめることとなりました。捜索は西黒尾根の上からと下からと両側から同時に進めることとなり、班編成を再考、要救が3名、ストレッチャーが3台あることから、搬出までを行なえる大編成として3チーム、さらに上からの捜索と下からの捜索のため半分に分け、計6チームで行動することとなりました。大編成の3チームは、各連盟の混成チームだったのですが、便宜上、東京チーム(AB)、神奈川チーム(CD)、栃木チーム(EF)とします。朝からひどい雨だったので、規模を縮小しての訓練も考えたのですが、途中で雪に変わったため、当初の予定通り、上からの捜索は厳剛分岐から、下からの捜索は搬出具の運搬をしながらの活動を実施しました。また、行動記録はGPSによる確認を本部にて行ないます。各隊8時ごろに山の家を出発、8時半ごろから順次入山、下から捜索を開始したB、D、F班はそれぞれ、9時半から10時半の間にビーコンの信号をキャッチし、要救を発見します。一番発見が遅かったD班では、鉄塔から50m幅に広がり、一番端のビーコンに微弱な反応をやっと拾った、という状態で、発見自体が非常に難しかったようです。捜索人数が一人足りなければ、倍の手間と時間が必要になることが考えられます。A、C、Eの3班は上からの捜索を行うため登り、それぞれ厳剛分岐、1400付近、1000を越えたあたりで発見の連絡が入り、搬送のために引き返す、という動きになりました。上からの捜索班で捜索を開始したのはAチームのみでした。このときのビーコンでの捜索方法の提案として、下りで捜索するのよりも、登りながらの方が捜索しやすいのではないか、という意見が出ました。上部に向かう班の行動方法として、考えさせられる意見であると思います。私が参加したCチームにも登っている途中で要救発見の報告が入り、1400付近から搬送に加わるために降りはじめました。その時点で10時ごろです。それぞれのチームが合流し、搬出を行い指導センターまで降りるのですが、細かい時間の経過などは、別の報告に任せて搬出方法などの内容について詳しく報告したいと思います。先にも書いたとおり、搬出も色々な方法に対応できる人たちが、それぞれに動いてしまうために、大事な見落としが起こる場面がいくつかあったように思います。みんなやり方を知っていることなので、「それになら、こう対応できる」という発想があり、混成チームの大きな落とし穴になる可能性を感じました。この木にも登りたい、と思っています。
深雪搬出訓練 その他 2010年03月21日 画像をクリックするとA4サイズで詳しく見れます今回のシミュレーションでは、捜索の場所もはっきりと決められており、引き降ろしを行なう場所も、仮定ではない西黒下部です。ここが今までの深雪搬出訓練と違うところで、この斜面にあわせた搬出を徹底するべきだと思いました。みんなが感じたことだとは思いますが、搬出のスピードが遅かったこと自体、一つの問題点であるように思います。反省会の中で出された意見の中で、ビレイデバイスを有効に活用できなかった、という意見もありましたが、今回の条件では、ビレイデバイスはスピードを落とす原因になると思われます。この点においても、意識を摺り合わせることが出来ていなかったこと(摺り合わせ自体の難しさ)が伺えます。訓練中に群馬県連の言動を見て、私も賛成する部分が多かったのですが、スピードを重視する考え方は、雪の中で要救の体力消耗をさせてしまうリスクを下げるためには優先すべきだと思います。様々な方法と、便利な道具が増えた中で、選択肢も増えて、問題の本質が見えなくなる、簡単なものを複雑に考えてしまうことが起こっているように思え、今後の課題だと考えています。混成チームでは、このような意識の違い、問題の捉え方の違いから、緩めてはいけないロープを緩めてしまうようなことが、現に起こりました。偏執的になってしまいますが、搬送中の事故防止の目的からも、詳しく書かせていただきたいと思います。別添資料の①のように、基本的にメインとバックアップを設定してシステムを組み、みんなが理解しました。「こっちがメイン、あっちがバックアップ」で通じており、そのまま②のように下降させます。③の時点で、次の支点に掛け変えるために、メインを緩めバックアップにテンションを掛けます。この時、掛け変えがしにくく、「メインをもっと緩めて」と出された指示が、テンションが掛かっている方がメイン(指示したほうがバックアップと思っているロープ)、万が一滑り出しても下まで落ちない方がバックアップ、と逆に捉えることはできてしまうと思います。そうして、テンションの掛かっているロープが実際に不意に緩められて、みんなが驚くような場面がありました。メインとバックアップが入れ替わる可能性がある場合、このような間違いを防止するためには、赤と白のロープの呼び方をするなどの工夫が必要です。(黒いロープでも赤、青いロープでも白と言う等)もともと、搬出の方法で考えていたものは、③-Bの形でした。50mのロープ3本を準備して、ロープスケールを測りながら次の支点にあらかじめセットを行い、余裕を持って掛け変え作業ができ、しかも常に2点によりストレッチャーが支えられている方法です。これが50メートルのスケールのロープを間違って梱包に使ってしまったため、30mの9mm補助ロープしかなくなってしまい、機能しなくなりました。このようなトラブルがあっても、メンバーがすぐに対応できているところは、さすがだと思いました。ですが、そのような対処方法としても、行き過ぎてしまうと問題となりように思えます。他の班の搬出ではメインロープ一本で引き降ろしということが行なわれていました。掛け変える場所でのセルフビレイを徹底していたとのことで、反省会でもそれ以上の意見は出ませんでしたが、行動中のロープが1本ということには、やはり問題があると思います。他人の命を複数で降ろす場合、行動中のバックアップという視点も必要だと思いますし、ビレイを取り直す手間を考えると、スピードアップの効果にも疑問が残ります。スピードと相反してでも優先すべき処置のように自分には思えました。今回、引き降ろしを行なった別添資料の①~⑥の方法は、簡単でみんなが知っていることだと思います。ですが、それぞれの方法を、それぞれに頭の中に描いて、微妙な違いを曖昧にしたまま、行動している問題点があり、図にして書き残しておく必要性を感じました。特に混成チームで動く場合を想定して、この図のたたき台から、「メイン1本はやめよう」という議論が、搬出前夜に行なわれて然るべきかと思われます。また、蛇足になってしまいますが、抜け止めのフィギアエイトのぐちゃぐちゃさも少し気になりました。スリップノットを利用して、結び、解く、という発想から、解除するという発想に変えてスピードと確実性を高める方法の一案として、図に記載しました。